横 浜 植 物 会
舞岡公園で春の植物観察会
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![]() 勝山会長のイネ科についての説明を聴く参加者たち 初夏とは言え、薄曇りで風が吹くと肌寒く感じる中、30名の参加者が舞岡駅に集合し、地上に出たところの駐車場で勝山会長から本日の見どころについてお話を聞いた。初参加の方もおり、出発してすぐ、イネ科の観察ポイントについて説明があった。ちょうどイネ科の花が咲いている時期で、観察しやすいネズミムギやカモジグサを分解しながら花の構造の説明を聞いた。道端にはキキョウソウやユウゲショウ、ヒルザキツキミソウなど春の花が咲いており、目を楽しませてくれる。虹の家の先を右に曲がると、民家から里山の植物に徐々に移り変わっていく。坂道を登るころにはシダ植物も多くなり、アスカイノデやベニオオイタチシダなどが観察できた。前田の丘入口から尾根道に入るとすぐ、畑にハルタデの花が咲き始めていた。東屋のある広場に下り、アワブキの花を観察しながら更に下っていくと水田の横の道に出た。瓜久保の家で昼食をとり、イスノキを観察して、水田脇の道を進むと、タコノアシ、ゴウソ、イ、カワラスゲなどが観察できた。小谷の里の裏の斜面に山野草の小道があり、カキツバタやイヌショウマ、トモエソウ、シロヤマブキ、ツクバトリカブトなどが見られた。タニウツギの花の手前からばらの丸の広場へ上がり、京急ニュータウンバス停の方に抜け、勝山会長から本日のまとめのお話を聞いて解散となった。(難波 記)
■当日観察した植物 ※詳細は年報に記載 |
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