活動報告

活動報告一覧へ戻る

箱根駒ケ岳山頂と芦ノ湖東岸の植物観察会
2022.8.30


ホソバガンクビソウ

 天気が心配という中、30名の方の参加がありました。小田原駅から箱根園、駒が岳ロープ―ウエー乗り場で挨拶、日程などの説明を聞き、ロ−プーウエーで駒が岳山頂へ。
 山頂は曇り、ガスがかかって箱根元宮神社は見えませんでした。それでも足元の植物を見ながら歩き始めました。ハコネギク、ハコネトリカブトは花期を迎え私たちの目を楽しませてくれました。ハコネハナヒリノキ、ハコネコメツツジ、ハコネグミなどの「ハコネ」が付く植物の説明を聞きながら神社の周りを歩きました。サンショウバラ、オヤマシモツケなど、またマメグミやバライチゴの赤い果実も観察できました。しばらくすると雨が降り始め、風も出てきてゆっくり観察できなくなり、足元に気を付けながらロープーウエーの乗り場へ向かい、下に降りました。幸い雨もやんでいたので箱根園で昼食を取りました。
 昼食後は芦ノ湖東岸の観察です。観察コース入口にはハコネダケ、スズダケが見られ講師の説明がありました。歩を進めていくと鮮やかなピンクの花をつけたハグロソウ、果実をつけたイガホオズキは花も見られました。ちょっと目立たないハシカグサもレンズを通すととてもきれいです。ホソバガンクビソウやヒメガンクビソウ、オオヒヨドリバナ、シュウブンソウなどの花も出てきます。シカの食圧の影響でしょうか、マツカゼソウの花が咲き誇っています。 植物観察は湖尻との中間あたりで箱根園まで戻る時間となり、ここで解散しました。今日一日どんよりとした空模様でしたが、皆さん箱根の植物を楽しまれたことと思います。(佐々木あ記)

■当日観察した植物   ※詳細は年報に記載
ハコネギク、ハコネトリカブト、ハコネハナヒリノキ、イワニンジン、ハコネコメツツジ、ハコネグミ、サンショウバラ、オヤマシモツケ、マメグミ、バライチゴ、ハグロソウ、イガホオズキ、ハシカグサ、ホソバガンクビソウ、ヒメガンクビソウ、オオヒヨドリバナ、シュウブンソウ、マツカゼソウ

バライチゴ
イワニンジン
ハグロソウ
イガホウズキ

活動報告一覧へ戻る