活動報告

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大雄山の植物観察会
2022.6.5


ウスゲタマブキ

 大雄山線大雄山駅から道了尊行バスに乗る。終点一つ手前の丸太の森入口バス停で下車して歩き始めた。周囲は杉の大木に囲まれて深山の趣、非日常の空気を感じる。自動車道に沿った遊歩道は整備されて歩きやすい。断続的に階段が続くのは山に入って来たのだから仕方ない、皆さん頑張って歩いた。歩き始めの林内にはシロヤマシダが沢山生育し、大きな葉を伸ばしていた。タチガシワ・ナベワリ・トチバニンジンなどを観察しながら進むとあっという間に終点のバス停に着いた。開運橋を渡ってさらに坂道は続く。キバナアキギリ・ミヤマハハソ・マタタビなどを観察しながら明神ヶ岳登山口の階段前で引き返し境内に入る。境内では沢山のセッコクの花が咲いている。広い境内で少し早めの昼食休憩をとる。午後は本堂から御真殿まで散策し、階段でしゃがみ込んでアワゴケを観察したり、植え込みをのぞき込んでカヤランを観察したり、ゆっくりと道了尊バス停まで帰り、勝山会長の総括をいただいて解散となった。苔むす階段の昇り降りではあったが、曇り気味の天候にも助けられて無事例会終了となった。(市川記)

■当日観察した植物   ※詳細は年報に記載
〇イワヒバ科:クラマゴケ、〇イノモトソウ科:オオバノイノモトソウ、〇メシダ科:シケシダ・シケチシダ、〇オシダ科:オオカナワラビ、〇ウマノスズクサ科:オトメアオイ、〇クスノキ科:ニッケイ、〇サトイモ科:ホソバテンナンショウ、〇ビャクブ科:ナベワリ、〇ラン科:セッコク・ムギラン・カヤラン、〇ショウガ科:ミョウガ、〇フサザクラ科:フサザクラ、〇アワブキ科:ミヤマハハソ、〇ユキノシタ科:ムカゴネコノメ、〇マメ科:ホドイモ、〇バラ科:フユイチゴ、〇イラクサ科:ムカゴイラクサ、〇カタバミ科:カントウミヤマカタバミ、〇ミカン科:マツカゼソウ、〇アジサイ科:タマアジサイ、〇ミズキ科:ウリノキ、〇エゴノキ科:ハクウンボク、〇アカネ科:ヤマトグサ・シロバナイナモリソウ、〇キョウチクトウ科:タチガシワ、〇オオバコ科:アワゴケ、〇シソ科:セキヤノアキチョウジ・キバナアキギリ、〇キク科:ウスゲタマブキ、〇ウコギ科:トチバニンジン・ミヤマウコギ

観察風景
セッコク

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