活動報告

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鳳来寺山と愛知県民の森植物観察会
(新城市)

2017.5.30-5.31

シライトソウ(県民の森)

愛知県民の森へ(1日目)
34人を乗せたバスは「愛知県民の森」へと向かう。県民の森に着いたのは11時、さっそく宿に荷物をおいて観察開始!ビロードノリウツギ、アマヅル、ヤマイバラ、ガンピなどなど、県内では見ることのできない植物が次々に出てくる。ガンピやコアジサイは満開、カメラを向けお気に入りの角度からシャッターを切る。ビロードノリウツギの葉に手を触れてその感触を確かめる人も。広い観察コースを右に行ったり左に行ったりしながら思い思いの場所で観察。コースをちょっと横道に入って風穴で昼食。ここは風穴からの涼しい空気が流れ、休憩場所にはピッタリなところ。午後は、レストハウスを通り、県の樹木見本林、生活樹木林などの植栽樹木を見ながら樅の木橋まで行きここで一休み。帰りは橋を渡り向かい側の沢沿いの細い道を折り返す。沢沿いでちょっと涼しい。足元に気を付けながら次々に出てくるシダを観察、シライトソウやササユリもあちこちで花を付けている。ホソバシャクナゲはすでに終わってしまっていたが、たくさん在り花の時期は見事なのだろうと想像する。それから沢を離れ元来た道路に出て宿へ、今日の宿は森の中「モリトピア愛知」

鳳来寺山登山(2日目)
駐車場につき、準備運動後、いよいよ登り始める。標高差は約200mほどの登山だがなだらかな登りではない、十分足元に注意して登ろう。目的の一つはカキノハグサ、東照宮を過ぎ急な階段を登り終えたあたりからカキノハグサが出てくる、そしてそれからは次々と黄色い花が観察できる、黄色く目立つ大きな花は華やかだが、けっして派手ではない。あちこちに咲いているので写真撮影も色々な角度からゆっくりできる。またここでもガンピは満開、あちこちの斜面に見られる。足元に小さな花が落ちているのに気づき見あげるとたくさんの花を付けたサラサドウダン、これにもカメラが向けられる。崖から垂れ下がるように花を付けているのはヤマイバラ、足を進めるごとにいろいろな植物がみられる。花を付けているものもあれば若い果実になっているものもある。花に誘われるまま山頂に到着してしまった。山頂で昼食、タカノツメの大木が花を付けている。午後、いよいよ下山、アップダウンのある岩場は手すりなどがついていないので滑らないように一歩一歩気を付けて歩く。枯葉の上にうっかり載ってしまうと滑る。「観察はしっかり止まってゆっくり観察」を合言葉に下り始める。この辺りはツツジの仲間が次々に出てくる。コアブラツツジ、ミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ヒカゲツツジ、サラサドウダン、カイナンサラサドウダン、ウスギヨウラクなどなど、多くは花が終わってしまっていたが、コアブラツツジなどはまだ花が残っていた。途中マメヅタランが木に着生していて花を開いている。みんなで木を取り囲んでシャッターを切る。岩場が終わって平坦な道を歩き、ようやく東照宮へ付く。無事ここに戻ってきましたと手を合わせる気持ちになる。

カキノハグサ
ササユリ
コツクバネウツギ
コアブラツツジ
コアジサイ
ガンピ

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