活動報告

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小網代の森観察会
2015.11.12

京急三崎口駅より歩き始め農道をたどり広大な大根畑に出会う。三浦ダイコンは収穫がきつく、90%は青首ダイコンに入れ変わっていました。濃い色の葉・浅い緑色の葉と葉色が違うのは収穫の時期調整するためのようだ。
北尾根を辿り照葉樹林内の観察を始める。ゴンズイやシロダモが赤い実をつけている。エノキの大木が何本もある。坂を下る途中でフユハナノワラビ・スズメウリ・キカラスウリ・エノシマキブシをみる。エノシマキブシの葉はやや大型ツヤがあり実も一回り大きい。エノシマススキは葉縁がまくれ込みざらつきを感じない。干潟近くで本日の目玉ハチジョウナを数株観る。最盛期を過ぎたようだ。昼食のとき梢に魚を食とする鷹ミサゴが海面を睨むように留まっていた。
整備された遊歩道に入りカマツカ・モチノキの赤い実・シロバナサクラタデ、タマガヤツリ・サンカクイ・アゼガヤツリ・ホタルイ・マツカサススキなどカヤツリグサの仲間またヌカキビ・ヒメイヌビエ・サヤヌカグサ・ササガヤなどイネ科の仲間を観る。浦の川湿原ではあまり観ることの少ないケンポナシもあった。ジャヤナギも目立つ。源流の谷間を辿り引橋バス停から徒歩で三崎口に戻る。青空の中、晩秋の観察会であった。


観察コース
京急三崎口—農道−北尾根−河口干潟−遊歩道(浦の川)−浦の川源流−三崎口

当日観察した主な植物 (花・実などの記録は主なもの)


三浦アオクビダイコン畑
エノシマキブシ
カマツカ
ゴンズイ
シロダモ
シロバナサクラタデ
タコノアシ
ハチジョウナ
ケンポナシ
エノシマススキ

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