横 浜 植 物 会
活動報告
日向薬師・日陰道〜春の植物観察会〜 2015.4.10 |
当日のコース 当日は午後から雨の予報が出ており心配されたが、幸運にも帰りのバスに乗るまで降られずにすみ、21名の参加者が春の観察会を楽しむことができた。 午前10時過ぎ、日向薬師のバス停から日向薬師山門に向かって歩き出す。参道わきにはカテンンソウ、セントウソウ、カントウタンポポなどの春の花が盛りである。山門の少し先にはホソバカナワラビ―スダジイ群集があり、真鶴半島、湯河原からの飛地分布になっており貴重であるとの県教育委員会による看板が立っている。また、そこでイズセンリョウなども観察する。一度バス停まで戻り、その近くでツガの木に付いたヤドリキ科のマツグミを観察する。浄発願寺奥の院入口に向かって歩き出すとカラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサが同じところに生えており、その違いを学ぶ。石雲寺を過ぎたあたりの林道わきにはトウゴクサバノオ、カントウミヤマカタバミ、ナガバノスミレサイシンなどがあり、歓声が上がる。浄発願寺奥の院入口で昼食後、日陰道入口までもどり、日陰道に入る。ここは秋の彼岸花でも有名な所であるが、里山の良い山の辺の道になっており、アマナ、キツネノカミソリ、ユリワサビ、ヤマネコノメソウ、ランヨウアオイ、アカショウマ、イヌショウマ、サラシナショウマ、キチジョウソウ、イチリンソウ、ニリンソウ、スミレなど多くの植物が観察された。春だけでなく、夏、秋と重ねて訪れてみたいところである。高橋のバス亭で14時ごろ解散した。(報告:中村洋一)指導:佐々木運営委員 担当:中村、佐々木、塚本(雅) |
当日観察した主な植物
(花・実などの記録は主なもの) (記録:佐々木あや子、中村洋一)
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