活動報告

活動報告一覧へ戻る

俣 野 遊 水 地 観 察 会
2011.4.30
2012.2.11更新
 
イカリソウ

  連休前半、横浜市(戸塚区・泉区)と藤沢市との境をなす境川に位置する県立境川遊水地公園内の俣野遊水地でシロノジシャの観察会を行った。
 ドリームハイツバス停に10時集合し農道を俣野遊水地に向かう。途中オクマワラビ、ヒメワラビ、ベニシダ等のシダ類が切り通しの崖で見られた。ビニールハウスの脇にナヨクサフジが薄緑の壁を作っている。遊水地にはノヂシャ、シロノヂシャ、カワヂシャが見られた。アキグミの根元に清楚なアリアケスミレが群生していた。ノジシャとシロノジシャの識別を教わり、水辺の植物を観察し、境川遊水地情報センター付近で昼食をとった。

 午後は付近の天王森泉公園へ向かう。田圃にはゲンゲの花が咲き乱れている。公園は段丘になっていてあちこちから湧水が出ている。溝にはミゾホウズキの黄花が咲き乱れており観察者を喜ばせた。天王森泉公園はよく整備された公園の「くわくわ森」でキンラン、イカリソウの花に出会え、花は終わっていたがヒトリシズカとフタリシズカが寄り添って生えており、比較して観察できた。山を下り隣の天王森泉館(旧清水製糸場本館)裏の「湧水の森」で植栽されたミヤコワスレ、オダマキ、エビネ、ルリハコベ、イカリソウ、クサノオウなどの山野草が見られた。みはらしの丘を上りドリームハイツバス停まで15分。14:00到着、のんびりと春の一日、今日の観察会を終えた。(報告:渡辺 重彦)

ミゾホオズキ

キンラン

 

シロノヂシャ
アリアケスミレ

当日観察した主な植物 (花・実などの記録は主なもの)
(記録 巣山 紘子)
(天王森泉公園の植栽植物は省きました。)

○トクサ科:トクサ
○オシダ科:ベニシダ・オクマワラビ
○ヒメシダ科:ヒメワラビ
○オモダカ科:ナガバオモダカ
○イネ科:コバンソウ・ケナシチガヤ・ヨシ・オオスズメノカタビラ・ヒエガエリ
○カヤツリグサ科:メアオスゲ・ヤワラスゲ
○サトイモ科:ウラシマソウ
○ユリ科:ホウチャクソウ
○ラン科:キンラン
○センリョウ科:ヒトリシズカ
○ヤナギ科:イヌコリヤナギ・タチヤナギ
○ニレ科:エノキ
○クワ科:イタビカズラ・ヤマグワ
○イラクサ科:ナンバンカラムシ
○タデ科:ミズヒキ・イタドリ・スイバ・ギシギシ
○キンポウゲ科:ケキツネノボタン
○メギ科:イカリソウ
○クスノキ科:ヤブニッケイ
○ケシ科:ナガミヒナゲシ
○アブラナ科:カラシナ(セイヨウカラシナ)・オランダガラシ(クレソン)・イヌガラシ
○バラ科:ミツバツチグリ・オヘビイチゴ
○マメ科:コメツブツメクサ・ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)・ナヨクサフジ・カスマグサ
○カタバミ科:オッタチカタバミ
○トウダイグサ科:トウダイグサ
○ニシキギ科:ニシキギ・コマユミ
○スミレ科:アリアケスミレ
○アカバナ科:ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ)
○ウコギ科:ハリギリ
○セリ科:ノダケ
○イチヤクソウ科:イチヤクソウ
○キョウチクトウ科:ツルニチニチソウ
○ムラサキ科:キュウリグサ
○クマツヅラ科:ムラサキシキブ・クサギ
○ゴマノハグサ科:ツタバウンラン・ムラサキサギゴケ・ミゾホオズキ・タチイヌノフグリ・カワヂシャ
○オオバコ科:ヘラオオバコ
○スイカズラ科:ガマズミ
○オミナエシ科:ノヂシャ・シロノヂシャ
○キク科:オオキンケイギク・オオジシバリ・オニノゲシ・オニタビラコ

活動報告一覧へ戻る